エッセンシャルオイル(精油)とはエッセンシャルオイル(精油)とは、
アロマセラピーなどに用いる香りのエキスです。
自然植物の花や葉、
木部、
果皮、
樹皮、
根、
種子などから取り出した天然成分で、
その植物の香りが凝縮されています。
エッセンシャルオイルは強烈な力を持つ香りの成分ですから、
きちんとアロマセラピーに用いることでさまざまな効能を見せてくれます。
エッセンシャルオイルは、
素材によって取り出し方も、
その効率も大きく様変わりします。
たとえばジャスミンなどの場合、
大量の花びらからほんの少ししか取り出すことができません。
つまりジャスミンのエッセンシャルオイルはごく少量でも非常に高価な品物になります。
極端に安いジャスミンのエッセンシャルオイルには注意してください。
天然純度100%のものだけが「エッセンシャルオイル(精油)」と呼ばれるのですが、
中には何らかの混ぜものが加えられたり、
植物の香りに似せて人間の手によって作られたりしたものも出回ります。
実際にエッセンシャルオイルがどのような目的でどのような用途に用いられるのか、
ジャスミンのエッセンシャルオイルを例にしてみて見ましょう。
ジャスミンのエッセンシャルオイルジャスミンはJasminum officinale(J.grandiflorum)というモクセイ科の植物で、
北アフリカ、
イタリアが生産地です。
原産地はヒマラヤのあたりらしいです。
ジャスミンと聞くとどのような印象をお持ちでしょうか?ジャスミンティーとか、
アニメの可愛い女の子の名前とか、
なんだかやさしい印象ではないかと思います。
ジャスミンだけでなく、
エッセンシャルオイルは工業用ならば数百種類、
アロマセラピーに用いられる純度の高いものでも100種類以上が使われています。
そしてその中には取り扱いの危険度に応じた分類がなされます。
ジャスミンはやさしい名前の響きとは裏腹に、
強い香りのグループで、
直接肌につけるとアレルギーを起こしやすいなど、
取り扱い注意のエッセンシャルオイルなのです。
ジャスミンの花の香りもそうですが、
ジャスミンエッセンシャルオイルの香りは甘く、
エキゾチックで強いものです。
主に感情に作用し、
疲れた心を癒してくれて、
抗うつ作用があることでも知られています。
ジャスミンのエッセンシャルオイルの効果ジャスミンエッセンシャルオイルのもうひとつの歴史的にも有名な効果は催淫効果です。
ヨーロッパでは昔から魔女の媚薬の主成分として、
インドでは後宮のマハラジャのハーレムで用いられていました。
女性を興奮させたり、
男性のED治療に用いたりすることもできます。
ジャスミンエッセンシャルオイルにはさらに、
分娩を促進し、
痛みを和らげる、
ホルモン分泌調整、
乳汁分泌、
子宮活性、
強壮などの機能があります。
逆に禁忌ですが、
間違っても妊娠中には使ってはいけません。
早産の元となりかねませんので、
気をつけてくださいね。